1: 名無しさん 2006/05/15(月) 23:29:22 ID:???0
 大相撲夏場所9日目(15日・両国国技館)──新小結の安馬は連日、「何かが足りない」と首をひねる。
気迫十分、真っ向勝負の立ち合いが白星につながらない。「おれバカだ。けいこ場みたいに、(相手も)真
っすぐ当たってくると思っていた……」。

 入幕10場所、過去最速で3度目の負け越しが決まった白鵬との一番。20秒近く呼吸が合わなかった後、
待ったをしたのは、新大関の方だった。

 考えた末、左で張ってから、すぐに回り込んで上手を探ってきた白鵬とは対照的に、安馬は迷わず正攻
法。張り手までは読んでいたが、目標を見失って体が泳ぎ、押しつぶされるように投げられた。

 新小結の場所は難しい。朝青龍でさえ勝ち越しがやっとで、琴欧州は4勝11敗と大きく負け越した。序
盤からの横綱、大関戦で連敗すれば、気分的にも乗っていくのが難しくなるからだ。5日目の栃東戦では
右肩を痛めた。窮地では変化で白星を拾いたくもなりそうだが、「優勝がかかっている白鵬に変化なんて
失礼なことはしない」とポリシーは曲げない。

 支度部屋でため息をつくことも増え、笑顔も少なくなった。そんな細身の力士に、九重審判長(元横綱千
代の富士)は「急に相撲を変えても悪くなるだけ。あれでいい」。厳しい土俵が続く中、逃げないことが、い
つか生きる。(山口博康)

(2006年5月15日23時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20060515iew3.htm

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